ヒスイとロウカン

糸魚川産ヒスイの主な色合いは、白、緑、青、紫、黒 の5色です。
ヒスイは変成岩なので色々な岩石が混ざったように変成されています。
表現の難しい複雑な色種が沢山ありますが、この5色が基調色と言っていいでしょう。
この基調とする色の中で特に琅玕(ロウカン)質のヒスイはヒスイ好き〜ヒスイ愛好家まで垂涎の的です。
琅玕(ロウカン)とは中国語で青々とした竹を意味しているそうです。
西太后が透明度が高く鮮やかな緑色硬玉の収集家であったとされ、そこから由来されるそうです。
極めて透明度が高く宝石質の硬玉は英語ではインペリアルジェイドと呼ばれています。
中国では硬玉(ヒスイ)や軟玉(ネフライト)は一括りに「玉(ぎょく)」と呼ばれています。
中国や韓国の歴史ドラマを見ると皇帝や王様の身の回りには複製かは別として玉製の酒器や飾りなどが溢れています。
日本も太古の時代よりヒスイ、メノウ、ネフライト、蛇紋岩などで出来た勾玉や大珠が遺跡より出土し、これらはすべて玉と言う概念で考えられていたのかもしれません。
中国のお土産で安く売られている玉(ぎょく)のほとんどがヒスイではなく、軟玉が多数を占めます。
その中でも白く透明感のあるものは羊脂玉と呼ばれ、硬玉よりも貴重とされ、大変高価なものとして扱われています。
見た目は透明度の高い蝋燭(ロウソク)の様な感じです。

琅玕(ロウカン)= 蝋燭(ロウソク)の様な ヒスイと思われている方も沢山いると思います。
実は産地糸魚川のヒスイ販売店でもロウソクのような感じだからロウカンだと思われている店員さんもいます。
20年ほど前、私がまだ糸魚川へ来て間もない頃、ヒスイ店内を見て回っていたら「このヒスイはロウカンです」と店員さんに案内されたことがあります。
意味を聞くと質感がロウソクの様だからと聞かされたことを覚えています。(たまたまその店員さんだけがロウソクの例えをしただけかもしれませんが。。。。。)
その案内されたヒスイは当時の金額で30万円と私の懐具合では到底買うことも出来ない大変に高価なルースでした。
世界的なオークションや、宝石店ではインペリアルジェイドと呼ばれる硬玉は数千万円〜という値がつくこともあるそうです。
30万円は高価ですが、それでも通常展示販売している高価なヒスイは琅玕(ロウカン)ではなく、「琅玕質に近いヒスイ」という表現が妥当かもしれません。
糸魚川のヒスイ店は何処でも琅玕(ロウカン)ヒスイと謳ったヒスイ原石等が展示販売されていますが、警備が心配です。
琅玕(ロウカン)という名称の使い方がどこでどのように変わったのかは謎です。

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